こんにちは。
不動産鑑定士の成田隆一です。
【不動産の評価ってどうやってやるんだろうか?】
不動産評価の基礎を連載でお届けします。
不動産投資やJ-REITへの投資の際の参考になればいいなと思います。
不動産鑑定士が鑑定評価を実施する際のルールとして公が定めた「不動産鑑定評価基準(「基準」、と略して言っています)」というものがあります。が、実際の評価(鑑定評価に限らずもっと広い意味で)においては基準がすべてではありません。なので、基準以外のことも記載していこうと思います。
【第1回は「評価手法」です】
評価手法は原則として3手法を併用すべきとされております。
3手法とは、
①原価法:不動産の再調達(建築、造成等による新規の調達)に要する原価、すなわち費用性に着目して評価する手法
②取引事例比較法:実際の不動産の取引事例、すなわち市場性に着目して評価する手法
③収益還元法:不動産から生み出される収益、すなわち収益性に着目して評価する手法
他に大規模画地の場合は④開発法もよく使います。
費用性、市場性、収益性に着目して評価するというのは何も不動産に限ったことではないので、たとえば企業評価をしている方などは共通点を見出せるのではないでしょうか。
次回以降これら①~④の手法を掘り下げて説明していこうと思います。
フローク・アドバイザリーでは、セミナーと紹介によりご縁をいただいたお客様からの
不動産鑑定評価、コンサルティングをはじめ、
顧問契約やセミナー講師依頼などのお問い合わせを受け付けております。
Copyright © 2008-2020 FROQUE ADVISORY CO.,LTD. All Rights Reserved.